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「ECO-WING21」と、 同時期に施工されたAマンションで、室内空気中ホルムアルデヒドの測定を行いました。1回目は入居前(平成13年4月3日)、2回目は入居後の平成13年8月10日でした。2回とも同じ居室においての測定でした。 |
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1回目、2回目とも株式会社同仁グローカルに測定をお願いしました。 |
【1回目 平成13年4月3日】
入居前に行いましたので、窓や扉などの開放部分を閉め切る下記の方法で行いました。
この時期は日中の平均気温・湿度とも低めで過ごしやすく、ホルムアルデヒドが出にくい時期です。
《測定方法》
1.室内空気の換気
朝から窓などを全て開放し、室内空気を十分換気しました。
2. 採取方法
採取前に開放部分を全部閉め、柴田科学性バッシブチューブサンプラーを採取場所の中央部にヒモで、床上1〜1.5mの高さに吊り下げました。
3. サンプラーの回収
24時間後、サンプラーを回収し、アルミニウム袋に入れシールして測定のため持ちかえって分析しました。
《分析方法》 分析方法は、柴田科学のマニュアルに従いました。捕集剤からから水で溶出後、AHMT試薬を添加し、ホルムアルデヒドを発色後、吸光光度法によって分析し、室内空気中のホルムアルデヒド濃度を算出しました。
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4月3日(入居前)の測定結果 |
[ECO-WING21] |
[Aマンション] |
測定場所 |
ホルムアルデヒト |
測定場所 |
ホルムアルデヒト |
リビングルーム |
0.05ppm |
リビングルーム |
0.04ppm |
和室 |
0.03ppm |
和室 |
0.03ppm |
和室押入れ |
0.03ppm |
和室押入れ |
0.03ppm |
トイレ |
0.03ppm |
トイレ |
0.02ppm |
洋室 |
0.04ppm |
洋室 |
0.02ppm |
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*測定報告書はこちらをご覧下さい。 |
《考察》
測定者:鞄ッ仁グローカル 環境計量士 山口浩一氏の測定結果についてのまとめとして
「Aマンションの方が、数値的に若干低い感じはあるが、これは外気のバックグラウンドや測定誤差の可能性も考えられる。
即ち、両者の差はないと考えるのが妥当である。」
という考察を得ました。 |
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【2回目 平成13年8月10日】
入居後4ヶ月が経過。入居者の方に通常の生活をしてもらいながら測定しました。
今回は 気温・湿度とも、年間を通して一番高く、ホルムアルデヒドが非常に出やすい時期です。
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8月10日(入居後4ヶ月)の測定結果 |
[ECO-WING21]
共働きでいらっしゃるので日中は閉めきって
(換気ダクトは開けた状態で通気を確保)
帰宅後は通常の生活をしながら測定しました。
日中の平均気温:28℃ |
[Aマンション]
専業主婦で日中も在宅中の測定です。日頃から通気に心がけていらっしゃいます。
日中の平均気温:27℃ |
測定場所 |
ホルムアルデヒト |
測定場所 |
ホルムアルデヒト |
リビングルーム |
0.04 |
リビングルーム |
0.05 |
和室 |
0.03 |
和室 |
0.04 |
洋室 |
0.03 |
洋室 |
0.04 |
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*測定報告書はこちらをご覧下さい。 |
《考察》
入居によって当然、家具やインテリアその他生活に必要な物が持込まれます。
どんなにエコ建材にこだわって造っても、それらの物からホルムアルデヒドが出てきます。 |
このことを考慮してもAマンションの場合、普段から通気を心がけていらっしゃるわけですが、この時期はやはり各部屋ともホルムアルデヒド濃度が上がっていました。
逆に「ECO-WING21」の場合、入居後の条件でこういう時期にもかかわらず、ホルムアルデヒド濃度が下がりました!! |
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第1回 ホルムアルデヒド濃度調査結果
第2回 シックハウス原因物質調査結果はこちら!
第3回 ホルムアルデヒド濃度調査結果はこちら! |