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キッチンにはとくに思い入れがあります。
というのも、実は当初このマンションにはシステムキッチンを入れる予定にしていました。
ところが、予算を詰めていく段階で、だんだんとキッチンのグレードが下がっていきます。
そこで、「その値段の差はなに?」と尋ねてみると、なんと「扉材の質だけ」という答え。
ならば、「そんな扉はずせばいいじゃない!」と、思いついたのです。
扉をはずして、収納はワゴンで対応しよう。空いたスペースには「生ごみ処理機を置こう!」
それから、キッチンについても勉強し、「キッチンはシステムキッチン」と、なにか潜在的に思ってきたことが覆っていきました。 |
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作りたかった扉なしのキッチン
ワゴンと生ごみ処理機を置く予定でした。 |
市からの要望を受け、完成した手作りキッチン。 |
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なんと面白いことに、パース左のキッチンは、私が読んだ本の「マンションの中に世界でたった1つの木の家を建てる」の中で理想とされているキッチンにそっくりでした! |
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大量生産されるシステムキッチンやキッチンセットには、使い勝手の悪さが随所にありますが、それには対応できません。そしてなによりも、虫も入らない構造では通気の悪さがてきめんです。
確かにきれいでかっこいいのです。だけど、値段は高い(しかも扉の値段で決まる)、使い勝手は悪い、そして通気も悪い…どうしてそんなにこだわる必要があるのかなあ?
でも、思うような規格のものはありません。「ならば作ろう!」
天板はステンでサイズも使い勝手を考慮しよう。構造材は床材で使った杉や、檜の無垢材。仕上げはもちろんその材の呼吸を妨げない自然塗料でしあげる。
こうやって、「ECO−WING21手作りキッチン」が誕生しました。
(詳しくは、「建設日記」参照) |
ところがここでまた、壁にぶち当たります。扉のない流し台(収納はワゴン)に、市からクレームが入ります。
理由は、「小さい子どもがワゴンに乗ってケガをする」というものでした。
そこで、急きょ、扉をつけることに…ああシステムキッチンよりは良いけど通気がなあ…。
そうだ!じゃあ扉の中の板はすのこにして(しかも取り外し可能)通気を良くしよう!
こうやって、手作りキッチンが完成していきました。 |
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キッチンを入れる前。床は全て杉無垢板を張っています。壁も自然塗料で仕上げています。 |
流し下の中板は、すのこ式になっており、
通気をよくしてカビを防ぎ、
取り外し可能で掃除や手入れもしやすくなっています。 |
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3LDKのカウンターキッチン |
前面に油汚れもサッと
落とせるキッチンパネルが貼ってあります。 |
2LDK |
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台所に窓ってうれしいですね。 |
扉を開けたら、
すぐ洗面所とお風呂です。 |
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<ECO-WING21の内装一覧> |
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