いよいよ年の瀬もおしせまりました。皆さまいかがお過ごしですか？

今年一年を振り返れば、嬉しかったこと、悲しかったこといろいろございましたが、やはりなんと言っても今は「元気に家族揃って新年を迎えることができそうだ」ということが何よりなのではないか・・・と感じております。

あらためて、家族揃って「心身ともに健康である」ことの意義を感じます。
たとえ豪華でなくとも、家族揃って食卓を囲み「どうだった。こうだった。」とその日あったことを話せる。その家庭環境こそが最高のしあわせなのかもしれません。
医者だった妹を亡くして13年。少しずつ薄らぐ寂しさの一方、そんな幸福感への確信だけは増して参ります。
今春、「95歳」の大好きだった祖母を亡くしました。

また、私をいつもご指導頂いていた、大好きだった方々が、この秋以降、次々とご病気で亡くなるという、本当に寂しいことにもなりました。
次々と恩師と呼ぶ方々を見送らねばならない。とても辛いことです。ですがこれが「歳を重ねる」ということなのかもしれません。

さして、その方々からこれまでに頂いた「数々の教えを胸に生きていくこと」が、その方々への恩返しになると信じます。
また、その「知恵」は、我が子を含めた次世代に必ず受け継いでいきたいと思います。

「いのちと知恵を繋ぐこと」それが、この世に奇跡的に生を受けた私たちの生きる意義だと思います。この星のすべての命に意味がある。意味のないことなど起こりえない。それを教えて下さったたくさんの皆さまに、今年も心から感謝申し上げます。本当に今年一年ありがとうございました。

2006年12月26日
反後人美