6月20日の午前10時よりECO-WING21の自然素材ホールへ八木助産院の八木厚子先生をお迎えして"おいしいおっぱいのはなし"と題してお話を伺いました。
参加者は現在授乳中のECO-WING21入居者の方々9名(うち妊婦さん1名)とその赤ちゃんたちでした。 |
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まずはおっぱいのしくみから・・・ |
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おっぱいは母親の血液から作られます。おっぱいをわが子へ含ませることで赤ちゃんは免疫をつけているのだから、母親は頑張っておいしいおっぱいを飲ませる努力をしましょう。
なかでも夜間の授乳はとても大切です。おっぱいは日中と同じように夜間も作られるので、夜間の授乳をサボりだすと、たちまち母乳の出が悪くなります。たとえ赤ちゃんの月齢が大きくなったとしても、おっぱいをやめるまでは、夜間授乳をすること。 |
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次におっぱいの飲ませ方について。 |
おっぱいはパンパンに張った状態ではなく、溜まったおっぱいを少し搾乳しておっぱいを柔らかくして乳輪から含ませること。味が美味しくないときは、そっぽをむいたり乳首を噛んだりする。また多乳の人ではおなか一杯以上に飲ませすぎのときもあるので、泣くから飲ませるというやり方は止めた方がよい。 |
おいしいおっぱいとまずいおっぱい。 |
おっぱいは授乳のたびに味がかわり、おいしいおっぱいがあればまずいおっぱいもあること。もちろんおっぱいの味には、母親の食生活が影響しているので、肉類・乳製品(ヨーグルト以外)・油・砂糖・塩は控え、魚介類・豆・豆製品・野菜・海藻類を多くとるとおいしいおっぱいが出せる。 |
おっぱいの効果として・・・ |
・ 病気になっても早く治る
・ 乳幼児突然死症候群が少ない(ミルクに比べ4倍)
・ 肥満になりにくい
・ あごや歯の発達がよい
・ 成人になってからの心疾患やガンが少ない
・ 情緒面の安定
などが挙げられる。
赤ちゃんは、母乳からさまざまな刺激をうけながら心と体を作り上げて行く。 |
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八木先生の明るくてキレのいい話に、時間はあっという間に1時間20分を過ぎました。
参加者からは、今までの自分の食生活を振り返ってため息が出たり、「あっと」口をふさぐ方もいらっしゃいました。
最後の質疑のときには離乳食のことなども聞かれていました。
なにせ皆さん赤ちゃん連れなので、途中おっぱいを飲ませたりオムツ替えをしたりとありましたが、参加後のアンケートでは皆さんおっぱいについてはじめて知ったことがあったと答えていただきました。 |
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参加後アンケートから・・・ |
【千秋さん】 |
出産してからほとんど外出することがなく、育児と家事におわれて時々、疲れることもありますが、身近に同じような環境で頑張っていらっしゃる方がたくさんいて、いろんな話を聞くことが出来てとても気分転換になりました。
このような会を催して頂きありがとうございました。 |
【3ヶ月女の子のママさん】 |
育児をしていると、子供と2人で家にこもりがちなので、定期的に10階で子育てのことなど、皆で交流をもてるような機会を作ってほしい。 |
他にも子育てに関することをECO-WING21 自然素材ホールでやって欲しいなどの声をいただきました。
赤ちゃんが小さければ小さいほど、外出の機会は少ないですよね。特に初めての赤ちゃんだとわからなことばかり・・・。
ちょっと育児書と書いてあることと違ったことがあると不安で仕方なくなるってことあると思います。
今回は、"おっぱい"のことを勉強するのは勿論、育児の話し相手を見つける機会にしていただければ・・との思いもありました。
私自身2人の子育て真っ最中で、まだまだバタバタしていますが、人に話すことで楽になることもあると思うのです。
今後も、自然素材ホールでは今回のような子育ての集まりを取り入れていきたいと考えていますので、宜しくお願い致します。 |
平成14年6月24日
自然素材ホール管理人/しょうちゃん・じゅんちゃんママ |