RIPPLE日記:地球という星の存続をかけて | |||||||||
現在地:エコウイング21トップページ >> 地球という星の存続をかけて |
今夜は、この冬一番といわれる寒波が日本中に押し寄せています。 さて、2005年という新しい年がはじまって、一月が経ちましたね。 昨年は本当に世界中に天災の大きな波が押し寄せた年でした。 皆さんは、次々と起こっているこの天災についてどういった考えをお持ちでしょうか? 残念ながら災いは、起こるべくして起きてきたし、これからもおそらく続くのではないか・・・私にはそうとしかとらえられないのです。 私は現在「ナチュラル・ハーモニック」というオーガニックにこだわった複合店舗を出店する準備を進めています。この店舗を出店するにあたって、私のごく親しい人たちに出させていただいた手紙があります。(昨年6月作成し発送しました) “そして、私たちをとりまく地球環境に思いをはせると・・・。 南極では、「棚氷」と呼ばれる厚い氷の板が、大陸から切り取られ、いくつもの氷山になって海面を漂っています。棚氷は海に浮いて見えますが、大陸側の氷床とくっついていてよほどのことがない限り崩れることはないとみられていました。ちなみに南極の氷がすべて解けると海水準は70m.程度上昇するといわれています。 そして、北極圏でも最大の氷床が2つに割れ、一部がバラバラになって海に流れ出しました。氷床の陸地側には、淡水や汽水を含む珍しい極域の湖が形成され、他では報告例がほとんどないプランクトンなどが確認されていましたが、この氷床の崩壊によって湖に海水が流れ込み、貴重な生態系はほとんど消失してしまいました。 まるで地球を支配でもしているかのような人間の傲慢さは、自分たちの富と繁栄のために、自然の恩恵を忘れ、つぎからつぎへと工業化を進めては、ゴミを増やし、有害な化学物質で環境を汚染してきました。地球温暖化という現象により、絶滅危惧種の生物たちは後を絶ちません。結果的に人間たちは、自分たちもいずれは生きられなくなるような環境を日々作り出し続けているのではないでしょうか。 (昨年のお手紙より抜粋) 我々人類がこの地球に誕生する以前に、いろいろな生物が誕生しては消えていきました。恐竜と呼ばれている彼らがその一つの例ですね。 我々人類はどうでしょうか? 皆さんは「坪田愛華ちゃん」という当時小学六年生が書いた「地球の秘密」という絵本を読まれたことはありますか?まだの方はぜひ読まれてみてください。愛華ちゃんは、私たちに地球の危機を訴える熱いメッセージを残して1991年 急逝しました。 私は、今回、一連の天災による被害に心を痛めながら、地球が星として46億年前に誕生し、そしてその星という生命体を維持してきた時間と歴史に想いを馳せました。 すごく悲観的なようですが、私にはそうとらえられてしまうのです。 だから、私は、せめて、今の自分にできることはなんだろうか?と考えました。 今国会では、「日本の少子化対策」が議論の的にもなっています。が、私にはとても次元の違う、浅い議論に聞こえてなりません。 私たちは地球というこの星に生かされていますね。様々な偶然と運命のもとに。ならば、そのことに感謝し、せめて、ここに生かされている意義を感じ、少しでもこの星(命)にお返ししたい。今こそ、食物連鎖の頂点に位置する人類として生れ落ちた私たちが、できる限りの英知を結集するべきときなのではないでしょうか? 一人の主婦のひとりごと・・・ですが、一人でも共感していただける方がいるのではないか?そう思って、思い切ってこの日記を書くことにしました。 最後にもう一度私が昨年書いた手紙の中から抜粋して終わりたいと思います。 “やっと気づいた結論でした。 だから建築に関して言うならば、それを知らなかった建築家の人たちや建設業者の人たちを責めるのではなく、食や衣で言うならば、農薬をまき続けてきた農家の人たちや、薬を投与してきた畜産酪農家の人たちを責めるのではなく、「まっすぐなキュウリ」に代表されるような、自然の恵みを軽視して商品としてそれを買い求めてきた私たち消費者にも、たくさんの責任があるのですから・・・。 お医者さんも政治家も行政も、ありとあらゆる人たちが、もっと正直にまじめに取り組み合う、それができるような社会の仕組みを整えること。まずはそれが始めの一歩ですよね。大企業や大組織の理論で、それを守るための小手先だけのいたちごっこは、もういい加減にやめたらどうでしょうか? だからもうやめよう、さあ始めようと。 私にできること。それは、自然の摂理に正直に作ってこられた、農家の方々を始めとするものづくりの方々の努力に心から敬意を表し、その方々の手で作られた農産物や、この目で見てきた商品を、感謝の気持ちを持って、食べたい、使いたいと思われる人たちのところへ届けることだと思いました。まずはそこからだと思いました。知っていただくことだと思いました。ひいては、日本人が古来より持ち続けてきた技術や伝統を守り、継承することにこだわりたい、と。 その上で、同じ地球に生きる世界の人々に、その日本のよさを伝え、またその人たちのことを知り、相互理解を深めること。それが、まずは、戦争のない平和な地球をつくる第一歩ではないでしょうか。今日も世界のどこかで戦火のもと、あるいは飢餓により大切な子どもたちの命が失われ続けています。平和な地球を創ること。それが、地球環境をまもる第一歩であり、次世代に希望をつなぐ第一歩ではないでしょうか。 “古代人も現代人も生れ出でた子どもたちの心は同じ・・・純粋そのもの” 2005年2月2日AM5:30 |
Copyright © 2002-2005 エコマンション ECO-WING21 All Rights Reserved.