RIPPLE日記:地球という星の存続をかけて
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地球という星の存続をかけて

今夜は、この冬一番といわれる寒波が日本中に押し寄せています。
南国九州といえども、雪が舞い散る芯から冷える夜となっています。
でも、一年で一番寒くなくてはいけない時期でもあります。
この寒さは日本中に生息する生き物にとって、ひょっとしたら必要な寒さなのかもしれません。そんな気持ちで、小雪を見つめています。

さて、2005年という新しい年がはじまって、一月が経ちましたね。
ようやく05年とか平成17年とか言う響きに慣れ始めた頃というのでしょうか・・・

昨年は本当に世界中に天災の大きな波が押し寄せた年でした。
日本でも10個の台風が上陸し、たくさんの被害を及ぼしました。
じつは私も、昨年9月29日に上陸した台風21号のとき、右手の(利き手)人差し指の腱を切る怪我をし、5針縫いました。残念ながらその後遺症で、現在に至っても、この指は腫れたままで、うまく曲げたり使うことができません。日常生活の中でも度々不便をきたしますが、私よりも、この台風で家を流されたり、あるいは命を亡くされた方のことを思えば、痛みも口に出すことはできません。
この台風被害をはじめとして、さまざまな天災による被害が後を絶たなかった一年でした。特に年末に起きた、スマトラ沖での地震による大津波被害は、たちまちにして、何十万人という尊い人の命や、また、人ばかりでなくたくさんの生き物たちの命を奪ってゆきました。

皆さんは、次々と起こっているこの天災についてどういった考えをお持ちでしょうか?
「災いの多かった一年」私にはそういった括りでのとらえ方はどうしてもできません。

残念ながら災いは、起こるべくして起きてきたし、これからもおそらく続くのではないか・・・私にはそうとしかとらえられないのです。
ですから、もちろん“明日は我が身”でもあります。もう、いつ自分にこういった災害が押し寄せてきても不思議ではないと思うのです。

私は現在「ナチュラル・ハーモニック」というオーガニックにこだわった複合店舗を出店する準備を進めています。この店舗を出店するにあたって、私のごく親しい人たちに出させていただいた手紙があります。(昨年6月作成し発送しました)
その手紙の中から一部をご紹介させてください。

“そして、私たちをとりまく地球環境に思いをはせると・・・。
地球の森林の約30%を占めるシベリア地方の針葉樹林。その二酸化炭素の吸収量は、「地球の肺」と呼べるほど、地球温暖化抑制に重要な働きをしています。ところが近年多発する森林火災によってその能力が著しく低下しています。1964年から1994年までの期間に日本の国土面積の2.5倍もの森林が消失しています。

南極では、「棚氷」と呼ばれる厚い氷の板が、大陸から切り取られ、いくつもの氷山になって海面を漂っています。棚氷は海に浮いて見えますが、大陸側の氷床とくっついていてよほどのことがない限り崩れることはないとみられていました。ちなみに南極の氷がすべて解けると海水準は70m.程度上昇するといわれています。

そして、北極圏でも最大の氷床が2つに割れ、一部がバラバラになって海に流れ出しました。氷床の陸地側には、淡水や汽水を含む珍しい極域の湖が形成され、他では報告例がほとんどないプランクトンなどが確認されていましたが、この氷床の崩壊によって湖に海水が流れ込み、貴重な生態系はほとんど消失してしまいました。

まるで地球を支配でもしているかのような人間の傲慢さは、自分たちの富と繁栄のために、自然の恩恵を忘れ、つぎからつぎへと工業化を進めては、ゴミを増やし、有害な化学物質で環境を汚染してきました。地球温暖化という現象により、絶滅危惧種の生物たちは後を絶ちません。結果的に人間たちは、自分たちもいずれは生きられなくなるような環境を日々作り出し続けているのではないでしょうか。

(昨年のお手紙より抜粋)

我々人類がこの地球に誕生する以前に、いろいろな生物が誕生しては消えていきました。恐竜と呼ばれている彼らがその一つの例ですね。
なぜ、恐竜が絶滅したのか、様々な説がありますが、まだこれといった確証は得られていません。

我々人類はどうでしょうか?
特に現代になってからの発展途上国と呼ばれる方々に対して、日本を含め先進国と呼ばれる私たちのやってきたことはどうなのでしょうか?

皆さんは「坪田愛華ちゃん」という当時小学六年生が書いた「地球の秘密」という絵本を読まれたことはありますか?まだの方はぜひ読まれてみてください。愛華ちゃんは、私たちに地球の危機を訴える熱いメッセージを残して1991年 急逝しました。

私は、今回、一連の天災による被害に心を痛めながら、地球が星として46億年前に誕生し、そしてその星という生命体を維持してきた時間と歴史に想いを馳せました。
そして、その中で、人類誕生からの歴史(化石の出土からしておおよそ500万年前からの歴史)をどうとらえるか・・・と考えたときに・・・ましてや、ここ特に第2次大戦後、そして日本の高度成長期からの30〜40年の時間など、微々たるものに過ぎませんよね。
この時間と歴史の推移の中で、我々が知ってか知らずか、地球(星)に対して行ってきた悪行の積み重ねの、その罪の深さを悟ると・・・
もう、地球が、星として存続し、地球としての命の継続を今後も図るには、今のような天災が起こるのは、当たり前のような気がしてならなかったのです。

すごく悲観的なようですが、私にはそうとらえられてしまうのです。
地球という星にとってみれば、ひょっとしたら今のような傲慢な人間たちというのは、「必要悪」ととらえられるのかもしれません。

だから、私は、せめて、今の自分にできることはなんだろうか?と考えました。
愛華ちゃんが言うように、
地球の歴史を探り、自然界のバランスを知り、現在の地球の実情を広く偏りのない知識を持って知ること、そして、それぞれが生活の中でできることからまずは始めること、その重要性を思いました。
実際に地球を守る活動をしている人たちや、市民運動を支援することも一つの方法です。それだけでなく、生活の中で、できるだけゴミを減らす工夫をすることや、水など限りある資源をできるだけ節約し有効に使っていくこと、熱帯雨林を守るためには紙も無駄にはできませんよね。そして、なによりも、環境に配慮した商品を買うことによって資源を無駄に使うこともなく、オゾン層をなるべく破壊しなくてもすみます。逆にその反対の企業や商品については、不買運動を起こすことも、一つの大きな力となるでしょう。

今国会では、「日本の少子化対策」が議論の的にもなっています。が、私にはとても次元の違う、浅い議論に聞こえてなりません。
わが国の首相にはもっと世界に出て、各国の首脳と「地球という星の存続をかけた」具体的な議論を交わしていただきたい。ぜひ各国首脳を説得していただきたい。「憲法9条改正論」を国内で戦わせる前に、もっとやるべきことがあるのではないか!と思います。「郵政民営化」に力を注ぐその労力をもっと違った観点でぜひ使っていただきたいと望みます。
それこそ、「平和憲法」をもつ、国の務めではと、私は思うのですが・・・。

私たちは地球というこの星に生かされていますね。様々な偶然と運命のもとに。ならば、そのことに感謝し、せめて、ここに生かされている意義を感じ、少しでもこの星(命)にお返ししたい。今こそ、食物連鎖の頂点に位置する人類として生れ落ちた私たちが、できる限りの英知を結集するべきときなのではないでしょうか?

一人の主婦のひとりごと・・・ですが、一人でも共感していただける方がいるのではないか?そう思って、思い切ってこの日記を書くことにしました。
たくさん、ご意見ご批判もあるかと思います。どうぞどしどしお寄せください。

最後にもう一度私が昨年書いた手紙の中から抜粋して終わりたいと思います。

“やっと気づいた結論でした。
こういった結果を憂うことだけでなく、そして誰かの責任を問うだけではなく、
気づいた・・・ならばもうやめよう。気づいた・・・ならば始めよう。
そう思ったのでした。

だから建築に関して言うならば、それを知らなかった建築家の人たちや建設業者の人たちを責めるのではなく、食や衣で言うならば、農薬をまき続けてきた農家の人たちや、薬を投与してきた畜産酪農家の人たちを責めるのではなく、「まっすぐなキュウリ」に代表されるような、自然の恵みを軽視して商品としてそれを買い求めてきた私たち消費者にも、たくさんの責任があるのですから・・・。
ただ、知っていてそれを生産流通し続けることは、それはもう明らかに罪だと思うのです。

お医者さんも政治家も行政も、ありとあらゆる人たちが、もっと正直にまじめに取り組み合う、それができるような社会の仕組みを整えること。まずはそれが始めの一歩ですよね。大企業や大組織の理論で、それを守るための小手先だけのいたちごっこは、もういい加減にやめたらどうでしょうか?
私たちは、こうやってまじめに生きている個々人に過ぎません。ですが、生活者の立場で、小さな行いの積み重ねと、その声を重ね合わせ続けることで、かならず、次世代、次々世代を担う子どもたちに、明るい未来を残していけると信じます。

だからもうやめよう、さあ始めようと。
まずはできることから。
まずは「知る」ということから。
まだ残念ながら気づいていらっしゃらない方には、ぜひ知っていただけるように。

 私にできること。それは、自然の摂理に正直に作ってこられた、農家の方々を始めとするものづくりの方々の努力に心から敬意を表し、その方々の手で作られた農産物や、この目で見てきた商品を、感謝の気持ちを持って、食べたい、使いたいと思われる人たちのところへ届けることだと思いました。まずはそこからだと思いました。知っていただくことだと思いました。ひいては、日本人が古来より持ち続けてきた技術や伝統を守り、継承することにこだわりたい、と。

その上で、同じ地球に生きる世界の人々に、その日本のよさを伝え、またその人たちのことを知り、相互理解を深めること。それが、まずは、戦争のない平和な地球をつくる第一歩ではないでしょうか。今日も世界のどこかで戦火のもと、あるいは飢餓により大切な子どもたちの命が失われ続けています。平和な地球を創ること。それが、地球環境をまもる第一歩であり、次世代に希望をつなぐ第一歩ではないでしょうか。
                             (昨年のお手紙より抜粋)

古代人も現代人も生れ出でた子どもたちの心は同じ・・・純粋そのもの
純粋無垢なその心を持ち続けてどうぞ生きていってほしい。
そんな社会を作りたい。皆さんと。 どうぞどうぞ ごいっしょに。

2005年2月2日AM5:30
反後人美

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