RIPPLE日記:地球という星の存続をかけて | |||||||||
現在地:エコウイング21トップページ >> 大往生95歳の祖母逝く |
「反後ナミ」私の尊敬する祖母が、4月1日95歳にて、とうとう天国へと旅立ちました。 明治43年福岡県瀬高町にて、漬物店の長女として生まれた祖母は、昭和5年20歳のとき亡き祖父「反後倉吉」に嫁ぎ、5人の息子を産み(五男は幼い時に病死)育てました。 「大戦」に夫を戦場に送り、食べ盛りの子供たちに少しでも食べ物を・・・と、着物などを持って農家を訪ね歩いた話をよくしてくれました。 終戦後まもなく「反後屋本店」を創設した夫を支え続け、「ナミ奥さん」は家族や住み込みの従業員のために、一生懸命働き続けました。 夫を先に見送った祖母は、その後も長男を病気で亡くしたり、2人の孫の不幸にも遭うという本当に悲しい経験もしましたが、それも時間とともに乗り越え、残る3人の息子、9人の孫、11人の曾孫に囲まれ、ただひたすら家族の健康を気遣う、優しい優しい曾お婆ちゃんになっていきました。 95年の祖母の人生を思うとき、人は「悲しさ」や「辛さ」を経験すればする程、「人の痛みがわかる優しさに溢れた人になる」ことを、教えられます。 お陰さまで、最期まで「呆ける」という言葉に縁遠く、 そして、わたしたち家族の心の支えでした。 ナミお婆ちゃん本当にありがとうございました。 どうぞ、安らかにお眠りください。 合掌 |
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